過去ログ - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」エピローグ
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◆2nrFb/cgFg
[saga]
2016/07/30(土) 10:14:51.74 ID:41ugXGpjo
真屋さんを見送った後、すぐに俺の目当ての電車もやってきた。
取り返しのつかないことをしてしまった、できなかったような気がする。
インハイチャンプとなったはずの自分の手を見て、俺はその虚無感を握りしめながら帰路に着いた。
『次は 龍門 龍門 です Next Station is Ryumon――』
俺の気分など関係ない。気付けばもうホテル最寄りの駅だ。
不思議と閑散とした電車内を一瞥し、大きくため息を一つ残して俺は電車を降りた。
そうしてまばらながらも途切れることのない人波に従って駅を出てしばらく。
近道も兼ねて俺はあの公園を通ることにした。しかしそんな俺を阻むように現れた人影。
「待ってたよ、須賀君」
「えっ。……宮永照さんが、なんで」
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