10: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/07/30(土) 19:30:10.59 ID:sx0ysXR70
時報サービスの機械的な音でも携帯電話から発せられたけたたましいアラーム音でも無い、優しく年季の入った心地よく響く音
その音は少し先にある名前の聞いたこともないただの時計屋からだった
文香には珍しく少し駆けて店に近付く
二階建ての民家の1階で時計屋を構えていて中は薄暗いが外の看板では営業時間のようだ
文香はその入口をくぐりたくて仕方ないのだがどうしても足が出ない
新しい店へ入る前にいつも陥る緊張が邪魔していたのだ
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