13:名無しNIPPER[saga]
2016/07/31(日) 00:25:23.54 ID:5vJ3B+Ro0
スウィフト「どうされました?」
ブレア「…いえ、なんでもございません」クルッ
…どうやらばれてはいない様子
緊張から開放されたエルはその場にへなへなと力なく転がる
エル「あ、危なかったー…!でもわたし足音とかなんも立ててなかったはずなんだけどなぁ…。なんであの人気付いたんだろ?」
疑問は解けないが、エルは今はそんなことはどうでもいいかと頭を左右に振り、応接間の扉に張り付いて中の声を聞こうとする
スウィフト「妻のサティです」
サティ「この度は依頼を受けていただき感謝いたします」
ブレア「いえ、領主様の依頼、引いては騎士団からの依頼でもありますからね。報酬に加えて騎士団に借りを作れたと思えばお釣りが出るほどですよ」
スウィフト「早速ではございますが依頼の内容を…」
ダンテ「なー、ブレア。お前らもうちょい騎士団と仲良くできんのか?」
ブレア「無理ですね。やつらはいつも私達の邪魔ばかりしてくる。ふっふっふ、今回の借りは何倍にもさせて返させますよ…!」
ダンテ「おーこわ。俺知らねーっと」
サティ「えっと…」
スウィフト「…あ、あの、よろしいでしょうか?」
ブレア「あぁ、申し訳ありません。今回の依頼内容ですね」
両親が揃って戸惑う姿など久しぶりに見たな、とエルは少しにやっとする
1年ほど前にいたずらをした時以来だろうか
また今度久しぶりにいたずらを仕掛けてみよう、と到底17歳に思えぬ思考をはしらせる
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