28:名無しNIPPER[saga]
2016/07/31(日) 10:51:27.19 ID:5vJ3B+Ro0
エル「…あれ…村、どっち…?」
森の手前ならいざ知らず、ここはエルも踏み込んだことのない森の奥
周りを見渡して草木ばかりで方向の判別が出来ない
さらに太陽は沈みかけ、視界は悪くなっていく一方だ
エル「えっと…ど、どっちだろう…こっち、かな?いや、でもあっちの気が…」
方向の区別がつかず、視界は悪くなる一方
流石にエルも焦り始め、鼓動が早くなる
エル「ど、どうしよう…」
冷や汗が頬を伝うが、今のエルはそんなことにも気付かないほど切迫していた
エル「ひっ…!?」
ガササッと音がして近くの茂みが揺れる
だが現れたのは小さな小鹿
緊張していたエルの身体は一気に力が抜けていく
エル「レナード…」
エルはとうとうその場にへたり込み、手で顔を押さえてうつむいてしまう
レナード、その言葉だけが嫌に自分の耳に残った
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