32:名無しNIPPER[saga]
2016/07/31(日) 10:58:25.28 ID:5vJ3B+Ro0
「ワォーーーーン!!!」
エル「ひっ…!」
エルに恐怖が舞い戻る
狼の魔物の雄たけびは獲物を見つけた歓喜の叫びか
弱者であるエルには抵抗する術がない
このままでは大人しく餌食になるのみだ
逃げなくては
エルもそれは分かっている
だが身体が言うことを聞いてくれない
いくら立とうとしても力が入らないのだ
エル「あ、足が…!なんで…なんでよ…!」
必死に力を込めようとするが、それも徒労に終わる
それどころか身体は恐怖のあまりに震えだす
「グルルル…」
ノシ…ノシ…
と魔物はじりじりとゆっくり距離をつめる
すぐに飛び掛ってこないのはまだ警戒しているからだろうか
だがその必要がないと判断された時、エルの命は潰える
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