5:名無しNIPPER[saga]
2016/07/31(日) 00:05:31.21 ID:5vJ3B+Ro0
数十人に一人、生まれながらにある特殊能力を持つ者がいる
彼らは俗に所持者(ホルダー)と呼ばれる
彼らはそれぞれ火、水、風、雷の基本4属性か、闇、光の上位2属性のどれか一つを持つ
それらの力をある者は日常生活に役立たせ、ある者は戦闘に使う
大気に含まれるマナを目をゲートとして取り込み、体内に溜め込む
そのマナを今度は目のゲートから放出させる要領で能力を発動させているのだ
これによって能力を使用時は目に様々な変化が現れる
例えばレナードの『まとい』では目に光が宿る、などだ
能力は鍛えれば鍛えるほど強力になり、レナードが使った『まとい』ようにマナを目から身体に流し込み、身体能力を上げることも可能
ただ、日常生活では特に鍛える必要もないし、修得するのに時間がかかることもあってほとんどの人は火が少し出せる・それを操れるとか、小さな風を起こせるとかの域を出ない
「お、レナードがエル様を捕まえたようだぞ」
「今日はあんまり時間がかからなかったな」
エル「レナードが『まとい』を使ってきたのよ。みんなずるいと思わない!?」
「『まとい』ねぇ…」
「この村で使えるのはレナードだけだしな」
「ずるいと言われれば…まぁずるいのか?」
レナード「ずるくない。5年の努力の賜物だ」
「ははは、それは違いない」
「エル様、どうやら今日は堪忍した方がいいみたいですぞ」
「ですな」
エル「むー!」
「そういえばまた物をなくしちまってよ」
「またか?ここ1ヶ月で3度目じゃないか。流石に無くし過ぎだろう」
「自分で自分に呆れるよ…」
膨れっ面で領民達を睨んでいるエルをよそに領民達は会話に戻ったようだ
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