過去ログ - 橘ありす「大人になりたかったんです」姫川友紀「誕生日、おめでとう」
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◆wsSSA88MXU
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2016/07/31(日) 20:09:57.49 ID:MO03XZTP0
「料理の写真……美味しそうだけど、苺料理がいっぱいあるね。巴ちゃんが手伝ったりしたの?」
『大体うちとありすで作ったかの。もちろん苺パスタはありす作じゃ』
橘ありすの苺パスタ……といえば、長きにわたる衝撃創作料理の系譜を持つ恐るべきレシピだが、今日はどうだったのだろうか
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◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/07/31(日) 20:10:47.42 ID:MO03XZTP0
『今回のは準備を重ねた自信作らしくてな、皆、舌を巻いて美味しいと言うとったわ』
「へえー、やっぱり下ごしらえとかでも何か秘訣があるの?」
『うむ、詳しくはありすに聞くといいんじゃが、苺の熟成と、パスタ選びが……』
以下略
7
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◆wsSSA88MXU
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2016/07/31(日) 20:13:03.23 ID:MO03XZTP0
『……で、本場の苺パスタはじゃな……』
「あー、苺パスタについては今度またゆっくり聞きたいかな」
『む……ノリが悪いのう』
以下略
8
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◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/07/31(日) 20:14:02.60 ID:MO03XZTP0
「あ、そういえば……ありすちゃん、お酒は飲んだの?」
講義がひと段落したところで、あたしは気になっていたことを聞いてみた
『酒か?……今日の誕生日パーティーでは飲まなかったはずじゃ』
以下略
9
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◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/07/31(日) 20:14:48.49 ID:MO03XZTP0
『さては、友紀……プレゼントに酒を用意したんか?』
「うっ、鋭いね巴ちゃん」
『うちがハタチになった時のプレゼントも日本酒じゃったからのぉ。にしてもワンパターンじゃな』
以下略
10
:
◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/07/31(日) 20:15:51.29 ID:MO03XZTP0
『で、どんな酒じゃ?まさか缶ビール……』
「ナイナイ、どれだけあたしにデリカシーが無いと思ってるの」
『じゃあ、何じゃ?』
以下略
11
:
◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/07/31(日) 20:16:28.77 ID:MO03XZTP0
☆
巴ちゃんとの通話を終えて、ふと先ほどの会話の中で気になる部分が思い浮かんだ
《未成年者も多いし……ありすもここでは飲まない、と言うとった》
以下略
12
:
◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/07/31(日) 20:18:01.00 ID:MO03XZTP0
ぼんやりと、ありすちゃんがお酒を飲んでいるシーンを思い浮かべていたら、メッセージアプリに着信があった
「?……巴ちゃん、何か言い忘れたことでもあったのかな……なになに……」
【今、友紀さんの部屋に向かっています】
以下略
13
:
◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/07/31(日) 20:18:27.24 ID:MO03XZTP0
☆
時計の針が11時を回ったところで、再び着信があった
【今、友紀さんの部屋の前にいます】
以下略
14
:
◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/07/31(日) 20:19:15.90 ID:MO03XZTP0
350mlの缶ビールが2つ入ったビニール袋。それだけを持った女性が、扉を開けた先に立っていた
最後に直接会ってからそれほど期間が空いたわけではない。けれども、そこにいるありすちゃんは、ただ20歳の誕生日を迎えただけで、どうしようもなく大人になってしまったように思えて、距離感を感じた
「こんばんは、友紀さん」
以下略
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