10: ◆Fd8Nv55Lkc[sage saga]
2016/08/01(月) 19:39:51.37 ID:BRdfUU0b0
その時、海軍は深海棲艦との最終決戦直前だったわ。実力のある精鋭を集め、深海棲艦の本拠地を壊滅させるその作戦に、当時20代前半にして、中将の肩書きをもっていた提督も参加していた。そして、直前の会議の日に・・・・・・
元帥「諸君、とうとう一週間後だ。母なる海を奴らから取り返すための戦いだ」
提督「・・・・・・」
加賀「・・・・・・」
元帥「儂と共に主力艦隊の指揮を執る者として大将2人ともう1人、中将。君にも参加して貰う」
大将「はっ!!」ビシッ
大将「有り難き幸せ!!」ビシッ
提督「・・・・・・」
加賀「?」
元帥「・・・・・・? どうした、中将」
提督「・・・・・・元帥、私は今回の作戦、辞退させていただきます」
加賀「提督!?」ギョッ
ザワザワ
大将「中将貴様!!」ガタッ
大将「元帥殿の勅命を辞退するだと!?」ガタッ
元帥「ほぅ、儂の隣で戦う事を辞退するか。何か考えでもあるのか?」ギロリ
提督「今は確証はありませんが、此度の作戦、私は母港に留まります」
「何を吐かす!」
「それ程命が惜しいか!!」
「臆病者め!!」
元帥「まぁ待て。上官の命に背くとはその場で撃ち殺されても文句は言えまい?」
提督「・・・・・・」
加賀「提督・・・・・・」
元帥「とはいえ、貴様は軍に大きく貢献した。その働きに免じて生かしてやる」
提督「ならば、条件があります」
元帥「条件?」
提督「如何なる処罰も受けますがその代わり、それは決戦後に行っていただきたい」
元帥「ふ、はははははっ! 何を吐かす。まぁいいだろう。もし決戦後に貴様の残留が意味を持ったならば、この件を不問にして貴様を一階級特進させてやる。もし何も無ければ貴様の命は無いと思え」
提督「はっ!」ビシッ
元帥「分かったならば出て行け」
提督「失礼します」ペコッ
加賀「!」ペコッ
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