過去ログ - 提督「前に進め、加賀」
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29: ◆Fd8Nv55Lkc[sage saga]
2016/08/01(月) 19:55:10.11 ID:BRdfUU0b0

その後気を失った提督は、病院に運ばれ手術を受けたわ。医師が言うには、爆発の熱波が吹き飛んだ左腕の傷口を焼いていたから、出血は酷くなかったけど、一歩間違えば確実に死んでいたそうよ。大事をとって提督は一ヶ月入院する事になったわ。

一週間後

加賀「本当にごめんなさい」ギュッ

提督「それ、三秒前も聞いたぞ」ナデナデ

加賀「謝り足りないわ・・・・・・」スリスリ

赤城「でも、本当に良かったです。命に別状が無くて」ポロポロ

提督「たりめーだ、あんなんで死んでたまるか」

提督「つか、お前ら狭くねぇのか?」

・・・・・・個室でかなり広めだったとはいえ、一週間の絶対安静と言われた提督の面会初日には、鎮守府中の艦娘が詰めかけたわ。

ヒェェェッ!!

フコウダワ・・・・・・

艦娘「・・・・・・いいえ!!」

提督「嘘つけぇ、比叡と山城が潰されてんじゃねぇか!!」

「ちょっと、良いかの?」

一同「!?」ビクッ

提督「元帥殿!」

元帥「いや、少し老人を通してくれるかな」スタスタ

元帥「中将。此度の件、本当に申し訳なかった。儂を許してくれ」ドゲザ

艦娘「!?」ギョッ

提督「な、何やってんすか元帥!? 顔上げてください!」

元帥「しいては、詫びにならんかもしれんが、償いじゃ。君を特進させ、何でも要望に応えよう」

提督「別に要望なんてありませんし、特進も要りませんよ」ポリポリ

元帥「しかしのぅ」

提督「なら、うちの艦娘達に聞いてください。この娘達なら何かあるかもしれませんし」チラ

元帥「ふむ、分かった。諸君、君達は個々が一騎当千の働きをしてくれたお陰で、本土を奴らから守る事ができた。その功績を称え、願いを叶えよう。何か要望はあるかね?」

加賀「決まっております」


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