過去ログ - 姫川友紀「あたしはマウンドに立ちたいだけ」橘ありす「アイドルに興味はありません」
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◆wsSSA88MXU
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2016/08/01(月) 20:19:33.47 ID:p+8xgFFU0
「自己紹介の時に、言っていましたよね。マウンドに立つのが目標って。あれは……」
「うん。始球式でね」
「……姫川さんは、本当に始球式に出たいんですか?そのためだけに、本当にその目的のためにアイドルになりたいんですか?」
以下略
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◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/08/01(月) 20:20:09.33 ID:p+8xgFFU0
こんな人が……
本当に、こんな考えを持つ人が……そんなことのために、アイドルを志した人が……
以下略
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◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/08/01(月) 20:20:54.21 ID:p+8xgFFU0
「でも、そこに可能性が残されているって、凄いことだって。橘ちゃんは、そう思わない?」
「……?」
「だってさ」
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◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/08/01(月) 20:22:07.40 ID:p+8xgFFU0
「あたしがプロ野球選手になること……ううん、違うな」
彼女は、過去を懐かしむかのような、優しい表情を浮かべていた。そこには、何か大きな『挫折』が含まれている。そんな気がした
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◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/08/01(月) 20:22:35.89 ID:p+8xgFFU0
「あたしがキャッツに入団することよりも、アイドルになることの方がよっぽど簡単でしょ?」
ポツリと独り言のようにその言葉が発された
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◆wsSSA88MXU
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2016/08/01(月) 20:24:20.63 ID:p+8xgFFU0
衝撃だった
こんな価値観の人間が、存在するのかと
彼女にはある種の狂気的な背景が感じられる
以下略
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◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/08/01(月) 20:26:24.48 ID:p+8xgFFU0
彼女に比べて私の悩みなど、なんと子供じみたことだろうか
小さなことだろうか、ささやかなことだろうか
……克服できないことだろうか
以下略
31
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◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/08/01(月) 20:27:45.68 ID:p+8xgFFU0
「……姫川さん。私に、体力をつけるコツを教えてくれませんか?」
「え……?」
「私。体力が無くて、ダンスレッスンで、すぐにへばってしまうんです。ダンスを克服して……アイドルに……なりたいんです」
以下略
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◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/08/01(月) 20:28:29.25 ID:p+8xgFFU0
彼女は、ニヤリと笑って、こんな条件を出してきた
「ライバルにタダで情報を教えるわけにはいかないけど……交換条件なら良いよ」
「私に出来ることなら、なんでも」
以下略
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◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/08/01(月) 20:29:11.59 ID:p+8xgFFU0
「昨日のボーカルレッスンで聞いたけど、声、凄く綺麗だったよね。あたしもあんな感じで歌いたいんだ」
「……いいでしょう」
「へへ、同盟成立だね……えっと……」
以下略
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◆wsSSA88MXU
[saga]
2016/08/01(月) 20:30:01.93 ID:p+8xgFFU0
「……橘ありすです」
「ありすちゃんね、よろしく……」
「いえ、橘と呼んでください」
以下略
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