過去ログ - 【ミリマス】風花「甘くて苦いチョコレート」
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8: ◆mLDidKKbwk[saga]
2016/08/01(月) 20:25:37.45 ID:h8SReFLZ0

チョコレートは元気を与えてはくれませんでしたが、頭を整理する余裕くらいは与えてくれたようで、
少しずつ思考が巡り始めました。プロデューサーさんに一刻も早く謝らなきゃ。そのことが私の脳内を埋め尽くします。
電話でもメールでも謝る手段はいくらでもあるのに、私は立ち上がってためらわず事務所に向かいます。
やっぱりちゃんと会って話をして、自分の気持ちを伝えたかったから。私のプロデューサーはあなたしかいません、って。


事務所の前まで来てみるとこんな夜更けだというのに、明かりがついています。
プロデューサーさんがいるのかも知れない、そう思うと足が勝手に動き出していました。


「時間作ってもらって悪いな律子」


プロデューサーさんの声が聞こえて、事務所の扉の前で思わず立ち止まります。
律子ちゃんもいるみたい。


「別に構いませんけど…どうしたんです?急に大事な話があるだなんて呼び出して」


大事な話?立ち聞きするなんて良くないと思いますけれど、なんとも言葉にできない不安が私を襲い、足を地面に縫い付けました。


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