10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/01(月) 23:27:45.48 ID:zwFp5FfU0
ファン一号さんはデビューしてからと言う物、私が出ているイベントやライブのすべてに来てくれているようで、毎回毎回ファンレターをくれるのだ。
いつも慌てて書いるのか、お世辞にも綺麗とは言えない字で、封筒の糊付けは乾いていないままと言う、初めてもらったファンレターと変わらないままで。
「いやぁ、俺には無理ですよ」
「手紙以前にプロデューサーが文字書いているとこなんて見た事ないぞ☆」
そうですかね、なんてプロデューサーは言いながら手に持ったガムテープで段ボールに封をする。本当は自分で持って帰ってすぐにでも読みたいのだが、最近は一人で持ち帰れないくらいにファンレターが届くので、少し前からこうして後で送ってもらっているのだ。
「んふふ……☆」
今日のファンレターにはなんて書いてあるのかが楽しみで緩んだ口元から笑い声が零れてしまう。
「嬉しそうですね」
「うん☆」
だって、このファン一号さんが居なかったら私はアイドルを続けられなかったかもしれないのだ。
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