13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/01(月) 23:29:12.32 ID:zwFp5FfU0
まるで夢のような時間だったと思う。
まさに私が子供の頃に思い描いた理想とまったく同じ光景がステージの上には広がっていた。
私が出てくるのを今か今かと待ちわびるファンたち。私が出ていくと歓声に包まれる会場。
まるで夢のように綺麗で幸せな時間を過ごせた。
「お疲れ様です。良いステージでしたよ」
本番を終え、控室に戻って先ほどまえのステージを思い出しているとプロデューサーがねぎらいの言葉をかけに来てくれた。
「……ねぇ」
「はい?」
「ファン一号さんに届いたかな」
ぼーっと天井を見つめていた視線を彼に向けると、彼は幸せそうな顔をしていた。
「はい……! きっと、届いています!」
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