過去ログ - 理樹「二木さんでもとりあえずナルコレプシーのせいにしたら許してくれた」
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11:名無しNIPPER[saga]
2016/08/04(木) 21:59:08.00 ID:clQXF4Fk0
あくる日

アパート

葉留佳「ふぁぁ……」

理樹「…………」

理樹(その日はずっと家でゴロゴロしていた。そろそろ一ヶ月で使えるお小遣いが底をつきかけていたし、特に外でやることもないからだ。こういう時は素直に日向ぼっこをして本でも読むほうがいい。どうやら葉留佳さんはお金がなくて嫌でもそうしているようだけど)

佳奈多「うーん……」

理樹(キッチンから二木さんの困り声が聞こえた)

葉留佳「どーしたの?」

佳奈多「卵を全部使っちゃってたのよ。まだあったと思ったんだけど……」

葉留佳「げっ……」

理樹(次に出る言葉は容易に予測出来た。どちらかが買い物に行かなければならない。あの大きく長い坂の上にあるスーパーへ)

佳奈多「悪いけど2人のどちらか……」

理樹(やるしかない!)

バサッ

佳奈多「買い物に行ってくれない?」

葉留佳「えーー!理樹君じゃんけんしよー……ってアレ?」

理樹「…………………」

理樹(気の毒だが葉留佳さんには犠牲になってもらおう)

葉留佳「あらら、理樹君寝ちゃってる」

佳奈多「えっ……?」

葉留佳「おーい!」

理樹(ゆさゆさと僕を起こそうとする葉留佳さん。そこに二木さんの鋭い声が助けにきた)

佳奈多「こら葉留佳!」

葉留佳「えっ、な、なに!?」

佳奈多「あなた自分が恥ずかしくないの!?」

葉留佳「は、はるちんなにかしましたカ…?」

佳奈多「直枝の病を知らないとは言わせないわ!病人を無理やり起こしてでも買い物に行きたくないっていうのあなたは!?」

葉留佳「あっ、えっ、なっ!?」

佳奈多「ほらっ!あとは私がしておくからあなたはとっとと行きなさい!」

葉留佳「でもただ普通に寝てるだけカモ……」

佳奈多「とっとと行く!!」

葉留佳「う、ウィムシュー!」

理樹(ドタバタと用意して扉を出て行く音が聞こえた。葉留佳さん、君はいい道化だったよ)


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