過去ログ - ペパロニ「アンチョビ姉さん、ちょっとカノジョになってもらっていいっすか?」
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KASA
[saga]
2016/08/04(木) 22:24:26.55 ID:BPp2JQ9iO
ペパロニ「姉さん、こう言っちゃ失礼ですけど……」
アンチョビ「なんだよ」
ペパロニ「ぜんっぜん乙女心が分かってないっすよね……恋愛小説が大大大好きなくせに」
アンチョビ「ああん!?」
ペパロニ「私にとって姉さんは特別なんす。だからやっぱり普通じゃない繋がりがほしいんですよ。……そういうの、わかんないっすかねぇ」
アンチョビ「あのさぁ、一応聞くけど」
ペパロニ「はい?」
アンチョビ「お前、ほんっとーにそっちの趣味は無いんだろうな!?」
ペパロニ「無い無い、ないっすよ! 何でそんな確認をするんです」
アンチョビ「だって、今までにうけたどの告白よりも、なんかねちっこいんだもん」
ペパロニ「ね、ねちっこいって、やだなぁ」
アンチョビ「……うーん……」
アンチョビ(『カノジョ』とかそういうのは嫌だ。やっぱりおかしい)
アンチョビ(……けどまぁ、別にこいつが会いたいっていうのを断る理由は無いんだ。誰かと繋がりがあるのは悪いことじゃないし。それに、私だってペパロニと一緒にいるのは、嫌じゃない)
アンチョビ(こいつは私に無いものを一杯もってる。直観力というか、猪突猛進のバカというか……そういうものを、持ってる。私はそれが嫌いじゃないし、それに、一緒にいて不思議と楽しいんだ)
アンチョビ「……まぁ一応、ペパロニの気持ちは理解した」
ペパロニ「じゃあ、姉さん、私のカノジョに……」
アンチョビ「それは断る! 気持ち悪い!」
ペパロニ「え〜」
アンチョビ「え〜じゃない。そこは絶対にゆずらないからな」
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