過去ログ - 【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」【私立グリモワール魔法学園】
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389: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2016/08/24(水) 00:15:23.97 ID:Cp/RekYM0
〜第七次侵攻〜

兎ノ助「転校生」

転校生「ん?なあに、うのさん」

兎ノ助「第七次侵攻が始まったことはさっき虎千代から聞いたな」

転校生「うん」

兎ノ助「それじゃあ、魔法使いの先輩として、進路指導官として俺からの忠告だ」

兎ノ助「君の力は、今回の侵攻では大いに役立つだろう。なんせ、規模が規模だ」

兎ノ助「魔力の回復は魔法使いにとって何よりも大切なことの一つだ。魔力がある、それだけでみんなに不安がなくなる」

兎ノ助「みんなが『まだ戦える』そう思うだろう。そして君は、そのためにこの場所を走り回ることになる」

兎ノ助「その道中で、多くの魔物とも遭遇するだろう」

兎ノ助「国連軍が前線で戦ってくれているから、降りてくるのは比較的弱いやつらばかりだ」

兎ノ助「だが、何事にも例外というものはつきものだ。もちろん、起きないに越したことはないんだが」

兎ノ助「学園生たちはも全力で君のことを守るだろう。だが、それでもどうしようもない事態が発生するかもしれない」

兎ノ助「君や、他の者の力では対処できないような、そんな事態が発生するかもしれない」

兎ノ助「もし、そんなことが起こったら、君の力でどうしようもなくなった時は」

兎ノ助「真っ先に逃げるんだ」

転校生「ええ!?」

兎ノ助「君の力はそれだけ大事な物だ。君は何よりも自分の安全を優先させなければならない」

兎ノ助「学園では、結希や望、心が指示をしている。学園まで逃げてこれれば、彼女たちが君を保護してくれる」

兎ノ助「こんなことは言いたくないし、考えたくもないが、今回の侵攻で学園生が多く死亡する・・・そんな可能性もある」

転校生「・・・」

兎ノ助「そんなことはないように願っているが・・・だが、約束してくれ」

兎ノ助「絶対に、何があっても死ぬな。生きるんだ。君が生きてさえいれば、俺たちは希望を持ち続けられる」

兎ノ助「君は、人類の希望だ。だから、自分の命を守ることを、一番に動いてくれ。・・・俺からは以上だ」

転校生「・・・わかった、よ」

兎ノ助「・・・よし!それじゃあ行ってこい!頑張れよ、転校生!」

転校生「・・・はい!」


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