過去ログ - 【安価】京太郎「仮面ライダー?」晴絵「最初に言っておく!」【Part5】
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745: ◆3jlGSb6oVpwG[saga]
2016/08/10(水) 00:44:22.21 ID:YIbnSR/x0
(これはイッチのプロットを先読みして……いや、まさかな


1、誰かと話す【美穂子】


―――【図書館】


休日ということもあってか、普段よりはいささか騒がしい気もする図書館

本を何冊か借りて出ると、丁度一緒に出てきた誰かに気づく

驚きつつ、声をかける


京太郎「お久しぶりです福路さん」

美穂子「あら、須賀君」ニコッ

京太郎「図書館で……勉強、ですか?」

美穂子「ん、わかっちゃった?」

京太郎「なんとなくっす。大学の?」

美穂子「ええ、こっちの大学通ってるから……これから帰り?」

京太郎「まぁバイクですけどね、送って行きましょうか?」

美穂子「迷惑じゃない?」

京太郎「全然、むしろ福路さんに乗ってもらえるなら俺のバイクも喜びますよ」ハハッ

美穂子「おもしろいこと言うのね」クスッ

京太郎(むしろ俺が喜ぶ)

美穂子「それにしても、長野にいた頃のみんなが聞いたら驚きそうね。私が須賀君のバイクに乗って送ってもらうなんて」

京太郎「長野にいたころなら俺だって驚きますよ。福路さんとこうして話すなんて」

美穂子「話すので?」

京太郎「ま、なんつーか高嶺の花っていうか……とても届くとこにいませんでしたからね」ハハッ


色々な意味で、だ

同じ麻雀部の面子とだっていまいち同じ場所にいても同じ場所にいる気がしなかった

普段は良い。普通に話している時も、仲間としての距離はそれほど感じていなかった


だが、麻雀部の本分たる麻雀をした時は別だ

まるで、同じ場所にいない

世界をただ、観ているだけ


美穂子「……須賀君?」

京太郎「え?」ハッ

美穂子「どうしたの?」

京太郎「あ、いやなんでも」

美穂子「……あまり、好きじゃなかった? 部活」

京太郎「まさか、好きでしたよ。大好きでした……」

美穂子「……ごめんね、暗い話になっちゃった」

京太郎「いえ、全然、さてこれです」ハハッ

美穂子「それじゃいきましょうか」




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