25: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/08/06(土) 20:05:47.08 ID:BU27iTTVO
ピピピピピッ、ピピピピピッ
アラームに起こされ、ゆっくりと身体を起こした。
なにか夢を見ていた様な気がするけど思い出せない。
まぁ夢だしいいか、とのんびり着替えて事務所へ向かう。
同じ部署の仲間も増え、色んな人が出入りする様になった部屋の扉を開ける。
キーボードを叩くプロデューサーの周りには小学生アイドルのちびっ子達が騒がしくはしゃいでいた。
今日も人気者だねプロデューサー、コーヒーに塩入れてあげよ。
半年後には事務所の全アイドルを挙げて行うコンサートへ向け、プロデューサー各位はとても忙しいらしい。
それはわかってるけど、もう少し休んでほしいな。
ここの所ずっとずーっとディスプレイとにらめっこしてるし。
視線を少し横にずらせば私が立っているのに、それにすら未だに気付かないし。
「…おはよう、プロデューサー」.
「お、おはよう加蓮。悪いんだけど俺の周りのちびっこお姫様達をちょっと向こうに連れてってくれるか?」
「私は従者じゃないんだけど?しょうがないなぁ…みんな、あっちにプロデューサーが隠しておいたバームクーヘンがあるよ」
あ…と言う表情のプロデューサーを置いて、みんな戸棚へと向かって行った。
その中に高校生である筈のアイドルの姿もあったけれど楽しそうだし大丈夫だろう。
…ダイエットはどうしたんだろ?
「じゃ、私はもう行くから」
「送れなくて悪いな。移動費の領収書はちひろさんに渡しておいてくれ」
仕事前に少しプロデューサーと会話し、現場へと向かう。
前は何時でも送ってくれたのに…ま、人数も増えたししょうがないか。
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