過去ログ - 少女「ボクはキミの抱枕にされるために従者になったわけじゃないぞ!」
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11: ◆PPpHYmcfWQaa[saga]
2016/08/07(日) 22:30:25.04 ID:Z/qsBBHEo


ボクは女将さんから受け取った一枚の依頼書に目を通す。


<<従者募集>>
目的:旅路への同行。
期間:半年〜1年程度。
性別・年齢・経験不問。

少女「なんだぁ、つまんなそう」

てっきり悪魔召喚の手伝いや、伝説の魔竜探しなんて言い出しそうな風貌だったのに、
いざフタを開けてみればごく普通の護衛任務だ。

だけど続きを読んでボクは心臓が飛び出そうになった。

少女「え゙…!?」

報酬:200,000G 契約金あり、その都度特別報酬あり。
難易度:☆☆☆☆☆☆☆☆

少女「いちじゅーひゃく…10万…? え? いちじゅーひゃく…」

少女「うそッ!」

それはボクの10年分の賃金にも相当するようなぶっ飛んだ報酬額だった。
ありえない読み間違えか書き間違えだと思って女将さんに確認すると、確かに依頼者はその値段だと言ったらしい。

さらに難易度予想は設定できる最大値。
極めて大きな危険がつきまとうとされ、命の保証すらないという。
そんなものをギルドを通して貼りだすには、相当の依頼金が必要なはずだった。

すくなくとも、こんな田舎の小さな酒場で下働きのボクがぺたぺた気軽に貼っていいものではない。

 


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