過去ログ - 少女「ボクはキミの抱枕にされるために従者になったわけじゃないぞ!」
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◆PPpHYmcfWQaa
[saga]
2016/08/07(日) 22:32:41.73 ID:Z/qsBBHEo
女将「あーあ、我先にと喧嘩するのは勝手だけど頼むから店ン中は壊さないでくれよ」
女将「ユゥユ。いまのうちに空いた皿片付けちゃって」
少女「あ、はい…」
女将「風変わりな男だよ。あんた寝てたから知らないと思うけど、あのお客さん昨晩は夜通し食事を注文して部屋まで運ばせたんだよ」
少女「そ、そうなの?」
女将「金払いはいいけどずっと働かされるこっちとしては困ったもんさ」
女将「あっ、でもちょっと素顔美男子ってやつ? ぬふふ」
少女「……顔、フードのせいでボクあんまりよく見えなかったよ」
女将「さて、じゃこれからこれ全部順番通りに運んでね」
少女「え…」
手渡された注文表には、びっしりとメニューが書かれていた。
いまからこれを全部つくって、ボクがひとつひとつ時間を見計らってあの剣士のお客さんの元に運ぶことになるらしい。
少女「えぇっと…選考に来た人と食べるのかな…」
女将「さぁね。何考えてるかわかったもんじゃないよ。何事も起きなきゃいいけどね…」
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