過去ログ - 少女「ボクはキミの抱枕にされるために従者になったわけじゃないぞ!」
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20: ◆PPpHYmcfWQaa[saga]
2016/08/07(日) 22:50:33.66 ID:Z/qsBBHEo


少女「あ、あぁ…なんで…」


路上では何人もの血まみれの男たちが倒れ、それを見た通行人が金切り声をあげる。


少女「な……」

少女(死んだ…?)

剣士「そこで聞け! まだ町の中にお前を狙う刺客は潜んでいる」

剣士「俺とともに逃げのびるか、ここで殺されるのを待つか」

剣士「お前の選択肢は2つだ!」

少女「……」ゴク

少女(現実…なんだよね…)


床に散らばってガラス片をさわってしまい、知らないうちに手を切っていた。
手のひらから伝わる痛みは夢なんかではなく、間違いなく現実のものだった。


女将「ユゥユ。自分のことは自分でお決め」

少女「…女将さん、ボクのせいでこんな迷惑かけてごめんなさい」

女将「…いいんだよ。部屋の壁はいくらでも修繕できる」

少女「いままでありがとうございましたっ。これ、全部修繕代に充ててっ!」

女将「ユゥユ!」

少女「いつか、また戻ってくるから! ボクの家はここだもん!」

少女「だから…元気でいてね女将さん…」


心は決まった。
彼の旅についていこう。

ボクはボク自身が何者であるかを知りたい。
すべてをかなぐり捨ててでも知らなきゃいけない。
彼と一緒ならきっとこの答えにたどり着けると確信しているんだ。


 


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