過去ログ - 勇者「ほう、貴様が魔王か…よくぞ我が元へと辿り着いた。」
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39: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:28:47.87 ID:rw4Oc28xO
側近「人間界、魔界、竜界、妖精界、そして霊界…下界の者達にはこの五界しか知られていないが、実は上位には更なる世界が存在する…その1つこそが、ここ第6世界『破界』。そんな破界の君主たる破壊神様のお力を以てしても、たかが人間界ごときすら破滅へと導く事ができないなんて…何かがおかしい…」ブツブツ

破壊神「そんな解説臭い独り言を言っている場合かァ!!とにかく異常事態だ、人間界滅亡などほんの肩慣らしのつもりだったのにィ…ぐぬぬぬぬぬゥゥゥ!!」

側近「…破壊神様がもたらす破滅の因果を捻じ曲げてしまう程の力が、下界の者達にあるとはとても思えません。」
以下略



40: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:29:32.12 ID:rw4Oc28xO
側近「よくよく考えてみると、いつも歴史が不自然に動くタイミングにはある法則があります。とある出来事が起こる事により、唐突に争いは収まり歴史は平和へと歩み出す…その軸となるポイントは…」

破壊王「軸になる出来事…そうか、わかったぞォ!あのふざけた『宴』だっ!!」

???「…ピンポポーン。」ヌッ
以下略



41: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:30:07.99 ID:rw4Oc28xO

破壊神「はァん?!宴会したいだけなら、宴会で世界が破滅するように仕向けりゃいいだろォが!!なんで宴会で平和にしちまうんだよ!!」

宴会神「わかってないなぁ…滅んじゃったらもう宴会も開けないだろろーん?宴会をたくさんしてもらう為には、ある程度の数の知的生命体を生存させ続けなければならないんだよよーん。」

以下略



42: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:30:51.16 ID:rw4Oc28xO

破壊神と宴会神…上位世界を束ねる最高指揮者同士の争いは、筆舌に尽くし難い程に熾烈を極め、その余波は界壁をも超越して各下位世界に大地震を引き起こした。

破壊神「ケケケ!!これ以上戦い続けると、宴会もできねェ程に下の世界はボロボロになるぜ!どするゥ?!なァどするゥ?!」バリバリィッ

以下略



43: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:34:06.94 ID:rw4Oc28xO
正面からぶつかり合う大軍と大軍。
2つの上位世界を跨ぎ、また下位世界までをも巻き込んだ超大戦。
その熱は三日三晩鎮まる事はなく、振る舞われる酒と豪勢な食事…そして歌と踊りに皆が時を忘れて酔いしれた。

この宴に終わってほしくない…口にはしなかったが、誰もが同じ想いを抱いていた。
以下略



44: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:34:40.99 ID:rw4Oc28xO

−−−

Oo

以下略



45: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:35:25.26 ID:rw4Oc28xO

−−−

今まさに戦いを始めようとする魔王と勇者。
その光景が映し出された不思議な珠を、瞬き1つせずに鼻息荒く見つめる女性。
以下略



46: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:36:15.61 ID:rw4Oc28xO

???「それでこの後、宴会が開かれて人と魔族がフレンドリーになって、でも院長が出てきて…ついには破壊神とかまで出てきて…あぁファンタスティックっ!!」

???「私の知ってるヒストリーがそっくり丸ままリピートされるなんて、ウルトラグレートワクワクだよー!!筋書き通りのシナリオとか、知り尽くしたエピソード程ドキドキするものってないよね!!キュンっ☆」

以下略



47: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:36:59.46 ID:rw4Oc28xO

メイド「もっとも…貴女にお仕えしている限り、『生涯』などという概念はあってないようなものですが。」

メイド「…そうでしょう?第92世界『再界』を統べる姫様。」

以下略



48:名無しNIPPER[sage]
2016/08/08(月) 01:38:36.94 ID:tq37BxcNo
一つ一つの台詞が長すぎて読みづらいお


49: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:39:53.86 ID:rw4Oc28xO

メイド「…なんですか、その決めポーズは。」

☆再開姫☆「キュートでしょー?昨日考え…」

以下略



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