過去ログ - 【安価・コンマ】世界樹の迷宮～蒼天の揺籠～【AAその他】 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価・コンマ】世界樹の迷宮～蒼天の揺籠～【AAその他】

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103: ◆/3Ek3QGBZdQd[saga]
2016/08/09(火) 22:20:01.87 ID:J0rywHdLo
◆彼のクラス・サブクラスが決定しました

◇　◆　◇　◆　◇

104: ◆/3Ek3QGBZdQd[saga]
2016/08/09(火) 22:21:32.25 ID:J0rywHdLo
・彼の過去はどのようなものだろうか？以下の選択肢から近いものを選びたまえ。
↓2レス下
・夢を抱く新人
・悲惨な幼年期
・戦いの覇道

以下略

105:名無しNIPPER[sage]
2016/08/09(火) 22:22:56.45 ID:OuY7glgF0
一族の末裔

106:名無しNIPPER[sage]
2016/08/09(火) 22:23:09.18 ID:kF2Buu6k0
一族の末裔

107:名無しNIPPER[sage]
2016/08/09(火) 22:25:32.25 ID:8XYp7toJO
ヴァレンシュタイン

108:名無しNIPPER[sage]
2016/08/09(火) 22:31:31.41 ID:ZfMGkPTYo
ディース

109: ◆/3Ek3QGBZdQd[saga]
2016/08/09(火) 22:41:34.86 ID:J0rywHdLo
世界中に乱立して覇権を競い合う、中小国家のある一つ。その国の第二王子として、彼――ディースは産まれた。
幼い頃から何れは国を背負って立つと目された己の兄と違い、次男に過ぎない彼は「所詮は兄の代役」として育てられてきた。
父からも母からもどこか隔絶した子として扱われ、両親から寵愛された兄からは軽蔑され――そんな彼が唯一好んだのが、「人形」だった。
無言のままに全てを肯定するそれを、彼は何よりの居場所とした。だが、それが無言であるのは些かつまらなかった。
綿を含んだ手足に糸を付けて、彼は人形を動かすようになった。――彼は第一級の器にこそ収まれなかったが、しかし王としての人を動かす才覚は、兄を遥かに凌駕していた。

以下略

110: ◆/3Ek3QGBZdQd[saga]
2016/08/09(火) 22:55:22.57 ID:J0rywHdLo

エラン「あの人の、人形。――まるで、生きてるみたい」

肩の上でエランが呟いたと同時に、偶然にもアスカの前に空間が産まれた。しかし人々が取り囲んで「観て」いたのは、単なる糸人形の劇である。

以下略

111: ◆/3Ek3QGBZdQd[saga]
2016/08/09(火) 23:07:23.19 ID:J0rywHdLo
その生々しさに惚けている余韻を、アスカは己に許さなかった。
人だかりの中にふらりと紛れようとする人形師を、彼女は確かに眈々と見つめていた。
「行きましょう。――4人目よ」そう言ってアスカは肩車を下ろし、2人の手をぐいと引きながら歩いていく。
――人形師が人だかりの輪から抜け出、雑踏を辿ってどこかに去ろうとした時。「待って」――振り向きざまには、黒い長髪がゆったりとたなびいた。

以下略

112: ◆/3Ek3QGBZdQd[saga]
2016/08/09(火) 23:19:06.82 ID:J0rywHdLo
彼の華奢な身体が背負っているのは、巨大な麻布に包まれた〝なにか〟――相手がただの冒険者であれば、アスカはそれを旅の荷物と認めたかもしれない。
だが先程演じた彼の人形が、全てを物語っていた。布の隙間から見える、金属質の硬い光。――断じて、甲胄などではない。

アスカ「貴方の背中にあるのは、迷宮で駆って戦わせる〝人形〟。――違うかしら？」

以下略

113: ◆/3Ek3QGBZdQd[saga]
2016/08/09(火) 23:32:52.22 ID:J0rywHdLo
差し出された細い指先を、アスカは握り返した。そして、互いに笑顔を交わした。
印象よりも、ずっと男の手は温かかった。糸を結ぶための指輪が十指の全てにはめられた、力強い指先だった。

アスカ「紹介しておくわ。こっちが騎士のシズで、こっちが印術師のエラン。私がアスカ、医者をやってるわ」

以下略

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