過去ログ - 【モバマス】私「クラスメイト、一ノ瀬志希の話」
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◆TZIp3n.8lc
[saga]
2016/08/08(月) 20:58:20.30 ID:mFvc4esTo
一ノ瀬志希は天才だけど、苦手なこともあるようだった。
三年生になってから最初の体育の日だった。
私たち一組の女子は二組に移動して二組の女子と一緒に着替える。新品の体育着に身を包んだ彼女が、すんすんと鼻を鳴らして体育着の匂いを嗅いでいた。
「新品のいい匂いがするー」
「それはわかるかも」
いつも志希の言ういい匂いが、いまいちわからない私でも、新品のいい匂いは共感しやすかった。
着替えたらグラウンドに出る。今日はサッカーの日だった。男子たちがゴールポストを校庭の隅から運んでいる。
「望ちゃんもいい匂い」
ぼんやりと体育の準備をするところを見ていたら、志希に後ろから抱きすくめられた。鼻を鳴らして私の体育着を嗅ぐ。志希のそれとは違い、私のはもう二年も使っているやつだ。かあっと顔が熱くなり、思わず振りほどいてしまう。
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