過去ログ - 【モバマス】私「クラスメイト、一ノ瀬志希の話」
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32: ◆TZIp3n.8lc[saga]
2016/08/08(月) 21:08:35.71 ID:mFvc4esTo

 前半戦が終わると、私たちは意気消沈していた。鈴木さんなんて目に涙を浮かべている。これまでの試合、私たちは前半戦で必ずリードを作ってきた。運動の苦手な志希に交代しても勝てるように、という意気込みだった。
 それほど点差はついていないものの、前半戦では手も足も出なかった。志希が練習して多少上手くなったと知っている私でも、覆せるようには思えなかった。

「ねーねー、みんなちょっといい?」

 輪になったものの言葉がなかった私たちに、志希が深刻さの欠片もないような声で言う。
 手で近寄れとジェスチャーするので、みんな志希に顔を寄せる。
 彼女は胸元から一本の瓶を取り出す。紫色の香水の瓶だった。


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