過去ログ - 【モバマス】私「クラスメイト、一ノ瀬志希の話」
↓
1-
覧
板
20
38
:
◆TZIp3n.8lc
[saga]
2016/08/08(月) 21:11:43.69 ID:mFvc4esTo
私の呼びかけに応えるように、志希が目だけをこちらに向けた。口元にはいつもの不敵な笑みを浮かべている。
くん、と志希の膝が曲がる。一切の淀みもなく、そこから身体が伸び上がる。決して高く跳んだわけではない。だけど、それで充分だった。美しいその流れそのままにボールが放物線を描いていく。反応が一瞬遅れた弘美が飛び上がって手を伸ばすけど、そのボールの軌跡に触れることは叶わない。
枝から離れたリンゴが地面に落ちるような、そんな当たり前のようにボールがゴールネットに吸い込まれる。
体育館の床にボールが落ちた音に、試合終了のブザーが重なる。
得点係が三点の加点をするより早く私は志希に飛びついた。
私よりも僅かに小さい身体が、腕の中にすっぽりと収まる。運動で上気した身体の温もりと、力を込めたら折れてしまいそうな華奢な身体つきが、私の身体に伝わってくる。
「私のこと利用しちゃって!」
「利用じゃないよ、活用だよー」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
47Res/33.95 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【モバマス】私「クラスメイト、一ノ瀬志希の話」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1470657075/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice