過去ログ - ――――きっと、あの出会いは運命だった【モバマス】
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◆Rin.ODRFYM
[saga]
2016/08/10(水) 01:31:22.99 ID:itJi5WEx0
しばらくして、うちの前まで凛ちゃん達を見送りに行ったオーナーが戻ってくる。
「さぁて、腹も減ったし帰るかな」
そう言って、機材の電源が落ちていることをひとつひとつ確認しながら片付けをしていく。
鼻歌交じりでアンプからシールドをひょいひょい抜いていく姿はいつものことながら笑えてくる。
「いよっし。完了!」
オーナーは大げさに叫んで自分の両の頬をぱちんとはたき
「次にあの子を見るのはテレビの中だねぇ」なんて呟きながら帰る支度をしているようだった。
そんなときだった。
がしゃんがしゃんと外からシャッターを叩く音がしたのは。
オーナーは突然の訪問者と相見えるべく、手近なボクを取っておそるおそる玄関口へと向かう。
いやいや、武器にしたってもう少し何かあるよね…。
玄関口へと到着し、オーナーは意を決してシャッターを上げる。
「すみません、何度も…」
いたのは申し訳なさそうに頭を下げる凛ちゃんとそのプロデューサーだった。
斯くしてオーナーの先程の呟きは予想もしない形で裏切られることとなったのだった。
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