過去ログ - ――――きっと、あの出会いは運命だった【モバマス】
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25: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2016/08/10(水) 01:34:08.06 ID:itJi5WEx0

その後に、ご飯には目もくれず階段を上っていき自室へ入るなり、
荷物をどさっと下ろす。
それからボクを壁に立て掛けると、そのままベッドへ倒れ込んだ。

「はぁ……」

長い長い溜息。

「………悔しい」

「悔しい」

「悔しい」

「悔しい」

呪いのように震える声で、そう繰り返す。

「………みんなができることができない自分が嫌だ」

「…私の曲なのに私より上手く踊れる人がいるのが嫌だ」

「……あんなのに頼らなきゃ、ライブができない私が嫌だ」

抑えていたものが嗚咽と共に溢れ出す。

一度外れたストッパーは、止まらない。

「…情けない、情けない、情けない」

「……………悔しい」

目を真っ赤に腫らして、ひとしきり泣いた凛ちゃんはぐしょぐしょのまくらに顔を埋めて眠ってしまった。

ステージではかっこいい凛ちゃんもまだ15歳、なんだよね。

“あんなの”呼ばわりされたのは少しむっとするけど…
新しいご主人様がボクを必要としなくなるまでは尽くしてやろう。

あの子に使われるならそんなに悪くないしね。



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