過去ログ - ――――きっと、あの出会いは運命だった【モバマス】
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3: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2016/08/10(水) 01:09:02.25 ID:itJi5WEx0

◆ ◇ ◆ ◇



少しだぼっとしたブレザーにぴかぴかのローファー。

ああ、1年生なんだな。って一目で分かった。

そんなぴかぴかしたあの子はスーツの男に連れられてボクのうちにやってきた。

「明日お世話になる渋谷凛です。よろしくお願いします」

彼女はそんなような定型文をフロアのあちこちに散っている
うちのオッサン共の元へ行き頭を下げて回っている。

へぇ、凛ちゃんって名前なのか。

凛ちゃんはばか真面目に全員に挨拶をし終えると、オーナーのところへ戻っていく。
バイトにまで挨拶することないのにね。

それを受けてひげもじゃのオーナーは「これはこれはご丁寧にどうも」と言って、
はははと笑うと彼女をステージの方へ連れて行った。

「ここが君が明日歌う舞台ね。リハなら音源とかは君のプロデューサーさんにもうもらってるからいつでもいけるよ」

オーナーのその言葉を聞いた後、凛ちゃんはプロデューサーと呼ばれたスーツの男をちらりと見た。

その視線に気付いたプロデューサーはにっこり笑って一度だけ大きく頷いた。

「…じゃあ……お願いします」

彼女がそう言うとオーナーはぐっとサムズアップして大きな声を出した。

「リハやるぞー」

フロアの空気が変わる。

さっきまで談笑をしていたオッサン共も照明やら音響やらのそれぞれの持ち場へと着いた。
ボクとしては見慣れた光景だったんだけど凛ちゃんは面喰ったみたいでびっくりしてるみたいだった。



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