過去ログ - 真人「筋肉ルーレット……って知ってるか?」理樹「知らないなあ」
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35:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 22:13:25.23 ID:hztEe9WQ0
シーン

佳奈多「………………………………」

葉留佳「あわわわ………」

西園「………………」

来ヶ谷「………………」

鈴「…………ゴクリ」

理樹「すぅ……はぁ……」

理樹(やはり何度嗅いでも最高だ。このフローラルな香りが僕のすべての不安感を優しく取り除いてくれる。来ヶ谷さんのミステリアスな雰囲気をふんだんに織り込んだこのシーツ。少しだけでいいから財布に取っておきたい)

佳奈多「……奥で誰かシャワーを浴びていますね」

来ヶ谷「小毬君とクドリャフカ君だ」

『あははっ、クーちゃんこそばいよ〜っ』

『あっ、ごめんなさいですっ!』

佳奈多「そのようですね」

来ヶ谷「今日は女子会を開いているんだ。こんな所まで何の用かな?」

佳奈多「実はさっき、旧女子寮の方へ男が入っていったという通報を受けました。身長は低く、髪は少し茶が入った黒髪で、女生徒2人を連れていたと」

来ヶ谷「ああ、それならきっと理樹君の事だろう」

佳奈多「というと…直枝理樹ですか?」

来ヶ谷「ああ。彼は別になんでもない。私の部屋にある荷物を運び出してもらっていたんだ。女性には手に余る大荷物でね。本当にそれだけだ」

理樹(ああ、来ヶ谷さんが僕を包んでいる!僕は決して人の匂いに興奮を覚えるような事はしないが、これは癖になる。濃厚で、それでいて飽きが来ない。これは何杯でもいけるソレだ)

佳奈多「なるほど。もう帰ったのですか?」

来ヶ谷「ああ。そうだ」

佳奈多「分かりました。あなたがそう言うなら……む?」

佳奈多「………そのベッド、誰が寝ているんですか?」

理樹「!」

理樹(しまった。あまりに夢中すぎて気配を消しきれなかったか!)

葉留佳「あーーー……え、ええっとそれは……!」

鈴「ネコだ!」

佳奈多「ネコ?」

鈴「さっき外で、少し弱っているネコがいたんだ。だから来ヶ谷のベッドで寝かせている」

佳奈多「ふぅん…ネコにしては大きいわね……」

理樹(せっかく鈴がくれたチャンスだ!無駄には出来ない!)

理樹「に……ニャーニャー!」

葉留佳「ブッ」

佳奈多「………………」

理樹「ニャニャニャ!」

佳奈多「………………」

理樹「……ナ、ナーオ……」

佳奈多「……………まあいいでしょう。お楽しみの途中を失礼しました」

来ヶ谷「君も一緒にどうだ?」

佳奈多「結っ構っですっ!」

理樹(少し強めにドアが閉まる音が聞こえた。危機は去った)


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