6: ◆M/rram26pc[saga]
2016/08/12(金) 01:04:01.04 ID:9kAX9SL7O
ガラッ バタンッ
八幡「はぁはぁ……」
「比企谷くん?」
八幡「ひっ!」ビクッ
雪乃「声をかけただけでそんなに驚かないでくれるかしら」
八幡「雪ノ下か……って、ここは部室か?」
雪乃「あなたが入って来たのでしょ?そんなことも分からないの?」
八幡「い、急いでたんだよ……」
雪乃「それで?どうしたの、そんなに慌てて」
八幡「そそそうだった!それが、由比ヶ浜が!一色が!」
雪乃「何を言いたいのか全く要領を得ないのだけれど……」
八幡「と、とにかく、助けてくれ!」
雪乃「意味は分からないけれど、あなたが素直に助けを求めるということは余程のことなのね」
八幡「お、お前は……普通なんだよな?」ジローッ
雪乃「普通?何を言っているの?遂に目だけでなく頭まで腐ってきたのかしら?」
八幡(この辛辣な言葉……間違いない。いつもの雪ノ下だ)
雪乃「はぁ……とにかく、まずは紅茶でも飲んで落ち着きなさい。あなた、相当ひどい顔をしているわよ」
八幡「あ、あぁ」ゴクッ
雪乃「どう?少しは落ち着いたかしら?」
八幡「少しな。わるい、あまりの出来事に取り乱していた」
雪乃「それよりも、由比ヶ浜さんと一色さんがどうかしたのかしら?」
八幡「そうだった。今日のあいつらがおかしい……」
八幡(あれ……何か視界が霞んで……)
雪乃「……」ニヤッ
八幡「なん……だと……」
八幡(まさかさっきの紅茶に何かしらの薬を……)
八幡「く、くそっ……意識が……」
雪乃「安心して大人しく眠りなさい。次に目覚めるのは天国よ」ニコッ
八幡(て、天国って……俺……この後どうなんですかね……)
八幡「……」バタッ
雪乃「ふふふ……」
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