過去ログ - 勇者「特筆すべきことはない」
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18:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:10:11.40 ID:QiE8claCo

剣と魔法の二次試験を経て、最終試験に残れたのは、わずか百人足らずであった。

正確には98人であるが――この98人の中から、勇者が決められるのだ。



最終試験もやはり、前半と後半に分かれる。
前半は98人を二組に分け、一対一の真剣勝負が行われる。勝ち残った者49人のみが後半に進める。


ここまで残った人間はみな、勇者に相応しい知力と武力を併せ持った者ばかり。
たった一回勝てばいいのだが、この一対一こそが勇者試験最大の難所ともいえる。



ちなみに奇数だった場合は、騎士団長が穴を埋めることになる。

その人間はラッキーじゃないか、不公平じゃないか、と思う人もいるかもしれないが、
騎士団長もかつて勇者試験を最終試験まで残った猛者であることが多く、決して楽な相手ではない。

二次試験までをダントツの成績で通過し、勇者間違いなしと目されていた受験者が、
この最終試験前半で当時の騎士団長に敗れるという事例も残されている。



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