過去ログ - 三船美優「遥かな旋律、琥珀の夢」　【ウルトラマンオーブ×シンデレラガールズ】 -SS速報VIP

過去ログ - 三船美優「遥かな旋律、琥珀の夢」　【ウルトラマンオーブ×シンデレラガールズ】

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41:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/13(土) 21:11:55.46 ID:7qJI0VZ40

男「奴は……逃げたか」

　周囲を見回し、ひとりごとのように呟く男。
　一体何が起きたのか。立ち上がると、プロデューサーは彼に訊ねた。

以下略

42:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/13(土) 21:12:23.66 ID:7qJI0VZ40

　男はそう言い放つと、呆然としているプロデューサーに背を向けた。慌てて呼び止める。

Ｐ「待ってくだサイ！　探している人が関係してるかもしれないんデス！」

以下略

43:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/13(土) 21:13:06.05 ID:7qJI0VZ40

Ｐ「……ハイ！」

　彼は眩しいくらいの笑顔で返事をした。
　が、男の表情は逆に険しくなる。

以下略

44:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/13(土) 21:13:42.60 ID:7qJI0VZ40

（６）

Ｐ「魔王獣……」

以下略

45:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/13(土) 21:14:10.54 ID:7qJI0VZ40

Ｐ「ソレデ、時空界はどうやって行ケバ」

男「そうだったな――」

以下略

46:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/13(土) 21:14:39.51 ID:7qJI0VZ40

　　　＊

　時は少し遡って――

以下略

47:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/13(土) 21:15:14.87 ID:7qJI0VZ40

美優（ここは――……）

　自分の家。高校生の時の家だ。
　街の外れの小高い山の中腹に建てられていたのを借りたもの。

以下略

48:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/13(土) 21:15:45.12 ID:7qJI0VZ40

『――何だ、急に……？』

　父親が言ったのは雷のことではなかった。
　彼の身体が揺れる。酒に酔っているかのように足取りが不安定になる。

以下略

49:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/13(土) 21:16:14.59 ID:7qJI0VZ40

美優『……ラバー……？』
美優「……ラバー……？」

　二人の声が重なる。狭い隙間から体を捻じ込ませて入ってきたのはラバーだった。

以下略

50:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/13(土) 21:16:54.18 ID:7qJI0VZ40

　専用口から誰もいなくなった家を飛び出す。
　雨が彼の琥珀色の毛並みを濡らしていく。もう老犬なのに。こんな激しい運動を、こんな冷たい中で――

美優（駄目、ラバー……）

以下略

51:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/13(土) 21:17:27.25 ID:7qJI0VZ40

美優（…………）

　呆然というよりは唖然とする美優は更に驚きの光景を見ることになった。
　突然崖下から黒い影が飛び上がってきたのだ。胸にラバーの身体を抱いて。

以下略

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