14: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/08/14(日) 23:38:30.07 ID:YBWtgjpT0
「ど、どうしましょう……」
魔女がいなくなってしずかになった部屋に、ののお姫さまの声がひびきます。
「……ごめんなさい、まゆがもっとしっかりしていれば」
繭の中からちいさく声が聞こえました。
2人のお姫さまはその声をきいてあわてます
「ち、ちがう……わるいのは、あの魔女だ」
「そうですけど……まゆお姉さんは何もわるくないんですけど……!」
そう、わるいのはぜんぶあの魔女なのです。
2人は、まゆお姫さまにかなしそうな顔をしてほしくはありませんでした。
「それより……まゆお姉さん、だいじょうぶですか?」
「はい……いまのところは……」
「でも……まゆからいろいろとられるなら……いつまでだいじょうぶかは……」
「!」
「は、はやくまゆ姉さんをたすけないと……!」
今は無事でもいつまゆお姫さまがたおれてしまうかわからず、早くもどさなきゃという気持ちが強くなります。
しかし、しょうこお姫さまも、ののお姫さまも、まゆお姫さまも、どうしたら元にもどれるのかわかりません。
どうしたらいいか、3人はうんうんと考えます。
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