15: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/08/14(日) 23:39:17.27 ID:YBWtgjpT0
「……あ」
ののお姫さまが口を開きました。
「あの……私が読む本だと、魔女の魔法とかのろいって、だいたい王子さまとか、好きな人とか、運命の人によってとかれるものなので……」
「もしかして、この魔法も……って思ったんですけど」
ののお姫さまは本をよむのが好きで、いろいろな本をよんでいます。
だから、そういう考えがうかんできたのでしょう。
「……どうでしょうか?」
「わからん……」
「あう……そうですよね……」
そう、いくら考えても、答えは出てこないのです。
答えを知っているはずの魔女はもういないのですから。
「……でも、何もしないよりはいいかもしれない」
しょうこお姫さまもそれがわかっていました。
だからこそ、そう答えました。
もちろん、まゆお姫さまもわかっていたので、何も言いません。
33Res/18.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。