過去ログ - 小日向美穂「Shabon love」
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4:名無しNIPPER[saga]
2016/08/15(月) 10:25:32.77 ID:x4B9mMvI0
「プロデューサーとアイドルっていう関係じゃなかったら…って思ってる?」
「そんなことはないよ」
間髪入れずにそう言ったら美嘉ちゃんはポカンとした顔をしていた。
「ど、どうしたの?」
「いやあまりに即答だったからびっくりしちゃって…」
「えへへ、この質問の答えは自分の中ではっきりしてたから。プロデューサーさんと会えたのがアイドルのおかげっていうのもあるし、アイドルが憧れだったっていうのもあるけど…」
これはずっと私を支えてきてくれた気持ち。
「プロデューサーさんのことを好きになった私は、美嘉ちゃんやみんなと出会って成長したアイドルの私なの。だからそれを大事にしたいんだっ」
美嘉ちゃんははにかみながら「へへっ、そっか」と言ってくれた。
「だから私はプロデューサーさんと一緒にお仕事できるだけでいいんだ」
恥ずかしくなって水を一杯飲み干した。コップを置くと美嘉ちゃんがにこっと笑って、
「でーも!もうちょっと欲張りになってもいいんじゃないかなー」
と言った。欲張りって言っても…何だろう?一緒のお仕事増やしてもらうとかかな?
「デートくらいしてもいいんじゃん?」
「で、デート!?」
プロデューサーさんとデート…想像しただけで顔が真っ赤になった。
「今度美穂ちゃん私服のお仕事あるでしょ?それ一緒に買いに行きなよ!」
「ええっ!?あ、あるけど…」
最初の予定だと誰かアイドルの友達と行こうと思っていた。言われてみればチャンスかも。
「アタシは美穂ちゃんのこと、応援してるよ★」
「う、うん…えへへ、ありがとう」
美嘉ちゃんに背中を押されて、私はプロデューサーさんを買い物に誘うことに決めた。


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