過去ログ - 子供「ツブアンおじさーん!」 ツブアンおじさん「おう」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/16(火) 11:13:00.30 ID:VDibV/ZW0
ツブアンおじさん「13になった時、俺は中学校に行くことになった。役場の職員の児童虐待の脅し文句に、ようやく親父が折れたわけだ」

子供「よかった、おじさんも学校に行けたんだね!」

ツブアンおじさん「よくねえさ……中学も結局のところは家と変わらねぇ。クソ溜めから、違うクソ溜めへと移っただけさ」

子供「えっ……」

ツブアンおじさん「ずっと一人で過ごしてきた俺は、他人との付き合い方が解らなかった。休み時間も、飯の時も、いつも一人で過ごした」

ツブアンおじさん「おまけに、当時の俺は毎日の運動のおかげでガリガリに痩せて見えて、顔中はにきびだらけだった。そのにきびが気になって弄ってばっかりいたもんだから、にきびは血豆のようになっていた。これじゃあ、誰も近づかねぇわな………火」

子供「うん……」

ツブアンおじさん「………フゥー………ある日、クラスのお調子者が来て俺にこう言った。お前の顔はまるで小豆がこびりついているようだ、頭の中にツブアンでも詰まっていて、それが顔面まで出てきているのだ」

子供「酷いや…」

ツブアンおじさん「お前はまるでアンパンのような男だ、やいアンパン野郎、アンパン野郎…………次の瞬間、俺はヤツの顎目掛けて右腕を振り切った。見事捉えた。ヤツは倒れた、口から血を吐いてな」

ツブアンおじさん「お調子者は上級生から気に入られてたみてぇだな。その日から、俺は学校のヤンチャな奴等から目をつけられるようになった」


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