過去ログ - 響「ウラジオストクのヴェールヌイ」第10話〜最終話
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◆hc5Hlyk12iWK
[saga]
2016/08/16(火) 21:29:05.69 ID:lhRjor56O
長官の太い腕が、突然私たちへと伸びてくる。
足を広げた蜘蛛のような手が、雷の二の腕を掴もうとした。
雷「ひぁっ……!」
響「雷っ!」バッ
潜水Y『動くなと言っただろうが!』
とっさに雷をかばおうとしたけど、
潜水艦に機銃を突きつけられてしまう。
その様子を、長官は心底退屈そうに見下ろしていた。
長官『情けない部下を持つと苦労する。手本を見せねば分からんか?』
響『――っ……!』ゾクッ
長官『…………』スッ
雷「あ、あ……ぁ……!」
提督『――――金庫だッ!』
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