過去ログ - 響「ウラジオストクのヴェールヌイ」第10話〜最終話
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◆hc5Hlyk12iWK
[saga]
2017/01/10(火) 00:58:26.04 ID:AsuDvtndo
響「……? 映ってるのかい?」
提督「ほら、この隅っこ」
響「ああ……」
写真の隅には、同列した私たち第六駆逐隊の姿。
そして、松葉杖をついている司令官の姿があった。
司令官の顔は光の加減で、なんだかやけに老けて見える。
提督「……もっとイケメンだよな? 俺」
響「今朝は冷えるね」
提督「ひっでえなもう」
響「……でも、カリーニンたちも良い顔はしてないよ」
提督「そりゃあな……見ろ、この小見出し」
響「?」チラッ
『敵艦隊6隻 太平洋艦隊4隻』
『緊密な連携 無傷の太平洋艦隊』
『日本艦隊も戦闘を補助』
響「……ああ」
提督「なぁ? まるで俺たちはチョロっと手伝っただけで、
手柄のほとんどはロシア側……そんな扱いにしか見えん」
提督「だからこそ、お前たちの死闘を踏みにじられたみたいで……
ロシアの子らも、やりきれんのかもな」
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