190:名無しNIPPER[saga]
2016/08/23(火) 22:02:42.61 ID:95OtfHS60
出来上がったグループは、
イチと俺とムギちゃんの三人でお菓子、
部長とナナコとハルくんの三人で掃除道具、あとの残りのメンバーで食材。
よくこんなに綺麗に分かれたものだ。
入り口のところで籠を持って、お菓子コーナーに向かう。
「お菓子って言ってもさ」
イチが困ったように眉をひそめる。
「そんなにいるかなぁ?」
そう言いながらも、ムギちゃんと一緒に、おつまみやスナック菓子を籠に入れていく。
「あ、ジュースも!」
飲み物のコーナーに、三人で向かう。
ムギちゃんを一人にさせたら、また迷子になりかねない。
駆け足で隣の陳列棚に移動するムギちゃんの背中を、イチと並んで、歩いて追いかける。
「馴れたよね、あの子」
モールの店内は冷房が効きすぎて、ちょっと寒い。
「なんというか、ワガママ言えるようになったというか」
……初めから言ってたような気がするんだけど。
けどまあ、言いたいことはなんとなくわかる。
変なところで我慢しなくなったというか、言いたいことを言うようになった、というか。
「せっかく遊びに来てるんだから、楽しんでもらわないと」
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