230:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 21:43:08.24 ID:ifFcB1G70
「で、どなたなんですか?」
「粘るね、キミ」
「夜は時間が掃いて捨てるほどありますからねー」
たしかに、夜の五分と朝の五分では、価値が月とスッポンのレベルで違う。
……ちょっとニュアンスが違うか? 夜なので頭が回らない。
「正直な話」
こなたは急に神妙な口調になった。
神様が妙な顔をする。
「せんぱいは、江戸時代でいう大奥の将軍になりたいと」
突然古風な言葉を使いやがる。
「もっと簡単に言って」
「ハーレム築きたい」
「いや、それはちょっと語弊がある」
いろいろと問題がある。
「だって、可能であれば、全員と手を繋いでみたいんですよね?」
「なんて健全な思考の持ち主なんだ俺は」
「その程度しかする度胸がないと貶しているんですー」
貶されていた。
「そして、仮にせんぱいに度胸があれば、全員と淫猥な関係を持ちたい……と」
「淫猥とか言うんじゃない」
今日のこなたはテンションが高い。
夜遅くに気分が盛り上がるのは俺だけではなかったようだ。
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