247:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 14:24:34.28 ID:TLj9UmSq0
会話はほとんどあってもなくても問題ないようなものばかりだった。
課題をやったとかやってないとか、今年は海に行ったとかまだ行ってないとか、そんな感じの。
会長にログハウスの目の前に海があったことを話すと、やけに羨ましがっていた。
あと、ボロボロの小屋があったことや、ツタに覆われた廃車があったこととか。
もしかしたらそう言う面では気が合うのかもしれない。廃墟とか田舎とか好きそう。
ふと窓の外を見ると、屋根のない渡り廊下が見えた。手すりの塗装が剥げている。
なんだかなぁ。
ずいぶんと話し込んだはずなんだけど、何か物足りない。
お喋りしたり喚いたりしてるのは楽しいけど、何か、こう、欠けてるような。物寂しい。
どうしてかは、わからないけど。
一通り話すことがなくなって、帰ろうか、という頃には、時計の針はすでに左下を指していた。
ムギちゃんはチヨの家で食事を済ませてくる、とのことだったので、ねえちゃんとファミレスに寄っていく。
なぜか生徒会の二人と部長も付いてきた。
五人。
最近大人数で行動することが増えていたが、それでもテーブル席は狭く感じた。
まあでも、人数は多いほうが楽しい。
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