38:名無しNIPPER[saga]
2016/08/18(木) 08:26:23.57 ID:RhqsoqHZ0
「あー、いい匂いするー」
ねえちゃんが我が家の玄関を開けたのは、丁度料理が出来上がった頃だった。
「飲み物の準備してー」
冷蔵庫を開きながら、ねえちゃんが鍋の中を覗き込む。
「もしかして、まじでアクアパッツァ?」
お茶をコップに注ぎながら、ねえちゃんが尋ねてくる。
母は帰ってくるのが遅いので、同じ食卓を囲むことはほとんどない。
「うん、ネットで調べたら簡単そうだったから」
「すげー」
魚とあさりと玉ねぎ等諸々。ニンニクを入れたほうが美味しいと思ったけど、明日も学校なのでやめておいた。
皿に魚を並べていく。
食卓に料理が並んだ。ご飯と味噌汁と、魚料理。我ながら頑張ったと思う。
「いただきます」
ねえちゃんが机の向かいに座って、料理に手をつける。机は妙に広い。
いただきます、と呟いてから、アクアパッツァなるものに手をつける。
料理したのは自分だからある程度想像はついてたけど、まあ予想通りの味だった。
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