62:名無しNIPPER[saga]
2016/08/18(木) 21:26:17.36 ID:RhqsoqHZ0
「……それで、用事ってそれだけですか?」
「冷たいなぁ!」
会長は勢いよく上半身を起こし、イスを転がして(パソコンルームとかに置いてあるやつ)、俺の元へ近づいてきた。
机の上に手を伸ばして、裏向きにしておいたあったプリントを手に取る。
「これ、渡しといてもらえると助かる」
そう言って彼が手渡してきたのは、生徒から要望があったので文系棟一階の窓を掃除して欲しい、との旨が書いてあるプリントだった。きちんと生徒会の印鑑も押してある。
基本的に清掃部の活動は、このように生徒会や顧問から依頼を受けてのモノとなっている。(響きだけ聞くとかっこいい。)
「部長に、でいいんですよね?」
「他に誰かいるの?」
ねえちゃんにため息をつかれた。
一応確認したかっただけです。
「うん、それで頼む」
助かるよ、と会長は爽やかにお礼を言った。
こういうところはかっこいい人なのに。
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