過去ログ - みほ「風速40メートル」
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17: ◆s2tmI36vx6[sage saga]
2016/08/17(水) 22:08:15.97 ID:Kv6ZLMLWo

杏「ありゃ、マジですか。いや、話の流れ的にそうかなって」

亜美「…ハメたわね?…はぁ〜、わかったわ。その代わり私の一存で話すことだから内密にね?」

理事長「おいおい、いいのかね蝶野くん」

亜美「彼女たちだって当事者ですもの。例のシステムに動作パターンを学習させて自動操縦させる機能があるのは知っている
わね?私たちはその実験中だったのだけど…試しに砲撃を加えてみたら突如逃走、さらには反撃してきたってわけ。まぁ、も
ちろん競技用の車両だったから実害は出てないけど」

みほ「そうは言っても…戦車ですよ?訓練中や試合中だったからよかったようなものの、もし街中を走っていたり輸送中にそ
んなことになったら…」

亜美「ええ、我々としてもすぐさま全車両を回収、それができないなら始動しないような措置をとる、…最悪の場合破壊した
いと考えているわ」

みほ「破壊って…そんな!みんな大事な車輌なのに…」

亜美「そうね。けど、それ以上に大事なのが人の命よ。私たち自衛官としてはそれ以上に守る価値のあるものはないのだから」

杏「まーまー、そういう物騒な話は後にして、要は危険性とその原因を証明できればいいわけでしょ?理事長、そのシステム
…特にソフトウェアの開発責任者は?そいつをぶん捕らえてお話しすればいいんじゃないですか?」

理事長「それがな…彼、辻廉太くんな…」

みほ「それって…」

杏「あのメガネか…どこまでも迷惑なやつだねー」

理事長「戦車から転げ落ちて頭打っちゃってさ。命に別状はないみたいだけどまだ意識が戻らないんだって…無理もないよ。
極度のストレスと過労でボロボロだったから…今頃いい夢でも見てるんじゃないかなぁ」

杏「…ちょっと叩き起こしてきます」

理事長「待って待って!まぁかわいそうな気はするよね…僕も大人げないことしちゃったけど、彼だって自分の仕事一生懸命
やってただけだし…」



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