15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/20(土) 23:01:51.28 ID:Ljuzcmhc0
ここまで悩んで考えてくれるだけでうれしかった。
だからわたしがちゃんと言葉にしてきもちを伝えなきゃ…!
そう思って顔をあげた瞬間、わたしの目に映ったのは唯先輩の涙だった。
「……ごめんね」
かすれたような声でその言葉を聞いた途端、わたしの身体の中の何かがぐらぐらと揺れて崩れていくのを感じた。
そのまま坂を転げ落ちていくような感覚を覚えて気がつけばわたしは全力で走り出していた。
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