過去ログ - 千川ちひろ「紫煙の奥から」
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7: ◆K5gei8GTyk[sage saga]
2016/08/22(月) 21:18:50.73 ID:Bte9AddR0
 「えと、とりあえず入っていいですか」

 言葉を失ってしまったわたしを見つめながら、彼は困ったような笑みを浮かべている。

 「あ、はい、どうぞ」

 そう言って座席へ促すと、彼は安心したようだった。

 どうも、備品室に使わなくなった衣装や小道具をしまいにきた際に、この部屋を見つけたらしい。

 彼は、カッターシャツのポケットから黒地に金の英字があしらわれた煙草の箱を取り出す。

 彼はその中から一本抜き取って、ターボライターで火を点けた。


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