過去ログ - アンパンマン「ばいきんまんはもういない」
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9:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:21:08.07 ID:Yu37ZZYbO
「なにがあったの?ドキンちゃん」

「ばいきんまんが……私をかばって……!」


ついに大声で泣き始めてしまったドキンちゃんは、途切れ途切れにぼくに話した。
ドキンちゃんがふざけてばいきんまんのメカをいじったこと。
それが原因で、メカが暴走し始めたこと。
メカに捕まったドキンちゃんを助けるために、ばいきんまんが操縦室に乗り込んだこと。


「でも……ばいきんまんは操縦室から出れなくなって……。
ホラーマンも今日はどこかに出かけてたし、私だけ逃げてきたの……!」


ぼくはジャムおじさん達と視線を合わせて、頷いた。
ばいきんまんを助けに行かなくちゃ。


「ドキンちゃん、話してくれてありがとう。
ぼくが助けに行くから大丈夫だよ」

「うん……!」

「アンパンマン、私も一緒に行く!」

「ううん、メロンパンナちゃんはパトロールを続けて?
こんなに暑いから、倒れちゃった人がたくさんいたんだ。
まだ、どこかで倒れてる人がいるかもしれないんだよ」

「……分かった。じゃあ、パトロールが終わったら向かうね!」

「うん、お願い」


ふと、ぼくの頭にカレーパンマンとしょくぱんまんの姿がよぎる。
彼らも居てくれたらどんなに心強いだろう。
でも、二人は遠くの島の学校に、カレーとしょくぱんを振る舞いに行っていた。
今から呼んでも、時間がかかってしまう。


「ぼく、行ってきます。ばいきんまんを助けに」


ジャムおじさん達は頷いて、あとからアンパンマン号で追い付いて来てくれると言った。


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