過去ログ - 死神「ハッピーバースデー!」ッパーン! 男「いや、命日だけど」
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◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/08/23(火) 21:49:43.06 ID:1O1LHxZ+0
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都内:上空
死神「ほんとに、もう出てきちゃってよかったの?」
以下略
10
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/08/23(火) 21:50:10.36 ID:1O1LHxZ+0
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死神「ねぇ、なんで死んじゃおうと思ったの?」
以下略
11
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/08/23(火) 21:50:54.38 ID:1O1LHxZ+0
男「自慢しているみたいだね、ごめんね」
死神「ううん。全然自慢に聞こえないし、いいよ」
以下略
12
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/08/23(火) 21:51:25.16 ID:1O1LHxZ+0
死神「………ちょっと? さっきまで目が泳いでたのに、どこ見てるの?」
男「っ、い、いきなりそんな近くに来たから!」
以下略
13
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/08/23(火) 21:51:59.78 ID:1O1LHxZ+0
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冥府:地獄の入り口
死神「さて、私の仕事はここまで」
以下略
14
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/08/23(火) 21:52:27.61 ID:1O1LHxZ+0
死神「聞いてる?」
男「何の覚悟も、できてなくて」
死神「ふふ。なんかちょっと意外。楽々と天国にでも行けると思ってた?」
以下略
15
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/08/23(火) 21:52:56.59 ID:1O1LHxZ+0
死神「私の仕事は、あなたを迎えに行って冥府に届けること。そうしてきちんと“予定していた身体”がなくなったことを報告すること…。生まれる予定がなくなって事を、確定させること…」
男「あ…」
死神「このあと、私は、神様のところに… もう、男さんの娘の身体にはいることはできなくなったって…報告、しない…と…」ポロ
以下略
16
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/08/23(火) 21:54:35.93 ID:1O1LHxZ+0
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冥府:審判の間
以下略
17
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/08/23(火) 21:55:07.09 ID:1O1LHxZ+0
閻魔大王「さぁ訊ねよう。お前は、己の死を後悔しているか?」
男「後悔、ですか」
閻魔大王「そうだ。生きるはずだった生を中途で勝手に終わらせた、その生き方を。後悔しているか?」
以下略
18
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/08/23(火) 21:55:43.90 ID:1O1LHxZ+0
男「後悔など出来るはずがないのです。僕はあのまま生きていても、子供を持つ未来など想像がつかない」
男「だから、今の僕にとっては…死んだことでようやくあの子に会えたとしか思えない」
男「はじめて、あんな風に誰かを強く思うことができた。生きている時には味わえなかった幸福感を得た。それをどうして、後悔できるでしょう」
以下略
19
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/08/23(火) 22:02:07.93 ID:1O1LHxZ+0
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地獄:
以下略
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