6: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/08/23(火) 23:28:58.84 ID:zjxhfud6O
ゆっくりと、目がさめる。
やってきたのはいつも通りの朝。
昨日の夜よりは若干弱まってはいるが、それても外出には向かない雨天。
時計の短い針は真左を差していた。
…変な夢を…はぁ
鬱々しい天気と気分のダブルパンチを受け既にまた眼を閉じたくなる気分を乗り越え、洗面所へ向かう。
今日は特に用事も無い。
パパッと着替えて表へと出た。
当然ながらこんな時間にお客さんはいない。
雨の人もなれば尚更の事。
それで特に問題は無い。
私は此処で本を読む。
その事に、変わりは無いのだから。
ぺら、ぺら。
紙の捲れる音と遠くからの雨音が、私しかいない店を埋める。
心地よい、その筈なのに。
なんとなく、居心地が悪かった。
気分を変えようと、別の本を取りに本棚へ向かう。
普段は読まない様な本を読めば、今の気分も変えられるかもしれない。
どんなジャンルにしようか…
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